むし歯は早期発見・早期治療が大事です
むし歯が出来てしまうと自然に治ることはありません。
治療するには必要最小限歯を削る必要があります。しかし、削ってしまった歯は二度と元には戻りません。また削れば削るほど歯は弱くなってしまうのです。
出来るだけ歯を削らないためには、早期発見・早期治療が大切です。
当院では、レーザーの光をあてるだけで、むし歯を発見できる機器「ダイアグノデント」を導入しています。
視診では発見しづらいごく初期のむし歯も発見することが出来ますので、 患者様の歯の健康維持を今まで以上に向上させることが出来ます。
むし歯はどうしてできるのか
むし歯の原因は歯垢（プラーク）です。
歯垢はただの汚れではなく細菌の塊です。細菌（虫歯菌）は、食べ物などによって取り込まれた糖を分解して、酸を作り出します。この酸によって歯が溶けて柔らかくなってしまう現象が、むし歯です。
虫歯菌の活性化、食べ物の磨き残し、そして歯が弱いことの3要素がそろって起こる病気です。予防することが充分可能な病気だと言えます。
むし歯が進行するとどうなるのか
むし歯は進行状態によって、4つの段階に分けられています。
- C1
むし歯が表面（エナメル質）で留まっている状態です。
ほとんど自覚症状がありません。
歯を削る必要が無く、簡単な治療で終わります。- C2
象牙質部分までむし歯が進行した状態です。
歯がしみるようになります。
この時点で治療すれば神経をとらずに済みます。- C3
歯の神経にまでむし歯が達した状態です。
炎症を起こし、激しく痛むことがあります。
神経をとる治療が必要です。- C4
むし歯が進行し、歯の頭の部分が崩壊して根だけが残った状態です。
歯の根にまでむし歯が進行しているので、治療するのに多くの時間が必要です。
神経の治療が不可能な場合は、抜歯しなければなりません。
初期状態であれば簡単な治療で終わりますので、早期発見することが大切です。